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フードアレルギーを引き起こさない生活習慣

大人のフードアレルギーは、食べ方や生活習慣で症状が左右されやすいことがわかっています。
なりや

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アレルギーの方の簡単おやつ

卵や牛乳、バターなどを使っていないアレルギーのお子さんでも安心して食べることが出来るクッキーの作り方

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アレルギー専門の医療機関

アレルギーを持っていてその自覚症状がある場合には、専門の医療機関を受診するとよいでしょう。

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アレルギー治療で期待される経口免疫療法とは

経口免疫療法(Oral Immunotherapy OIT )とは、食物性のアレルゲンをあえて摂取することで、体に耐性を獲得させる治療法です。
まだ研究途中の医療ですが、現在は鶏卵や牛乳、小麦やピーナッツのアレルギーに対する試験が進んでいます。
この治療法が確立すれば、アレルギーを持つ人が持たない人と同じものを食べられるようになると期待されます。
実際に国内外では、アレルゲンを問題なく摂取できるようになったとの報告がいくつも上がっています。
経口免疫療法を行う際には、まず摂取しても大丈夫な量の限度を病院で調べてもらいます。
それから症状の程度や有無によって段々と摂取量を増やし、目標量を摂取できるようになれば第一段階(増量期)は終了です。
第二段階(維持期)では、引き続き目標量を食べ続けます。
ここで症状が出なければ、第三段階(確認試験)に向けて完全除去の期間を設けます。
完全除去後、病院にて負荷試験を行います。
ここで耐性を獲得できていれば、外食や給食でアレルゲンを摂取することも可能です。
何らかの症状が見られた場合には再び維持期に戻り、引き続き耐性の獲得を目指します。

経口免疫療法は、必ず医師に相談のもとで行うことが重要です。
医師によって適性があると認められた患者のみ、この治療法を試すことができます。
また摂取できる限度を超えたアレルゲンの摂取は、重篤なアレルギー症状を起こす可能性があります。
患者の命にも関わるため、自力で経口免疫療法を試すのは大変危険です。
医師の許可が下りている場合も、アレルゲンを摂取する際には必ず傍に内服薬やエピペンを用意しておきます。
万が一の時に備えて、家族が一緒の時間に行うのがいいでしょう。
経口免疫療法が終了しても、絶対にアレルギー反応が出なくなるとは限りません。
突然再発する可能性もありますし、アレルゲン摂取後の運動で症状が出ることも考えられます。
経過観察を欠かさず、何かあった時にはすぐに医師へ相談することが大切です。

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